┃┃ 2008.06.18 ちょっとまじめな話 リュブリャナ(スロベニア)

バックパッカーは出会いと別れの繰り返し。毎日毎日さまざまな国の人と出会って、別れて。

なぜか日本にいたときは声なんて絶対かけるはずもないのに、同じ旅人ってだけで不思議と国境も超えてしまう何かがある気がします。
すっごく不思議だけど。

日本人なんて、ぜったい隣に座っただけじゃ声かけないでしょ。でも、国を離れると、日本人ってだけで不思議と仲良くなってしまう。絶対日本の中じゃ出会わなかった人との出会いがあるから、旅って面白いし、好きなんだな~って、しみじみ感じてしまいます。

私は4年間会社で働いていて、仕事をやめることに結構抵抗があったけど、旅をしていると自分と同じ境遇のたくさんの日本人がいて、それでも自分の思った道を選んで、だから、必然的に異国の地で出会ったのかもしれません。

最初はなんにも属するものがない。それは私が幼稚園に入ってから、思えばはじめての事だったから結構不安でした。

何もとがめるものもなければ、自分を必要とするものもない。思ったらすぐ何でもできる気がする。

こんなことって、一生のうちに何回あるだろう。会社を辞めてしばらくその開放感を気持ちよく感じる以上に、不安な気持ちのほうが大きかった気がします。

旅をすることは、単なる娯楽でしかないと、思う人も多いし、自分の生き方が他人にどう映るのか。

自分は自分の思った道を進むんだと決心したはずなのに、それでは日本の社会からはじき出されてしまうかもしれない不安がいつも心の奥底にあった気がします。

でも、いろんな境遇の日本人や、ほんとうにさまざまな国から来ている人々、異国の地に住む人々に触れて、話して、全くもって不安がなくなりました。いろいろなライフスタイルと、考え方に触れることは絶対に自分がこれから何度も選ばなければならない選択にすごく有力だと思ったからです。

社会人になって5年たったけど、学生のときは2年後3年後の自分が想像できたのに、今は全く分からないのです。。。。
自分の将来に全部自分が責任を負わなければならないから、そのためにはすごくいい時間を得ることが出来た、とやっと心から思うことが出来るようになりました。

本当に、ものすご~~~~く考えたら止まらない性格だから、旅をはじめて2ヶ月弱、ようやくここまでたどり着きました。いつも土壇場で、何をするのも人より時間がかかって(だから浪人して、転科して、、、汗)ご心配かけました皆様、私は元気です!!!

それだけ!!!

ちょっとまじめなお話でした!!

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┃┃ 2008.06.19  偶然過ぎる出会いの繰り返し(リャブリャナ)

1ヶ月ちょっと旅してきたけど、何人のひとと出会って別れたんだろう。もうすでに数え切れません。
偶然が偶然をよんでそれで別れて・・・・。

でも、偶然って、ほんと重なるもんです。まあ、ツーリストって、結構どこでも同じとこ行くことがおおいから結構かぶったりするんだけど。
昨日一緒の部屋に泊まってたイギリス人2人組みの女の子。なんと、リュブリャナのホームで発見!
観光客なんてみんな最初はインフォメーションセンターに行くから、もちろん一緒でした。

私「こんにちわ~」
ロンドンガール「こんにちわ。。。あれ???あ~~~!!あなたもこの電車だったの!ここにくる予定だったのね。どこ旅する予定なの?」
私「これからブレッド湖にあさって行って、ザグレブ。」
ロンドンガール「うわー、同じルートね!」
私「それからドウブロブニク。」
ロンドンガール「同じだわ!!」
・・・・・
私「もしよかったら明日、夕食でもどお?」
ロンドンガール「もちろん!あなたのホステルはどこ?そこなら、じゃあ何時に待ち合わせようか。」
私「あなた達にまかせるよ。どこに行くかで決まると思うけど。」
ロンドンガール「じゃあ、7時に私たちのホステルのフロントで!」
私「オッケー、じゃあ、明日ね!」

てなわけで、第一の偶然でしたけど、、、
翌朝12時、街でうろうろ、うろうろ、ところによりジェラート(グラーズに質も量も劣る)ぶらぶら。。。。。
あー、ツーリストだー、、、あれ、?あの金髪の子、、、もしかして、、、、(脇をさぐる、、、)
おお~右の子は友達だ。。。間違いない。。。

「ハロー、、、、、」
ロンドンガール「はろー・・・・???!!」
私「また会ったね。。!」
ロンドンガール「・・・・ワオ!!!!」(超びっくり)

そんなんで、せっかくだから観光も一緒にしちゃいました。あっちは女の子2人で2週間の夏休みを利用して旅してるみたいでした。
イギリスって、ほかのヨーロッパ諸国よりは休み短い場合多いよね。。。ドイツ人なんてすっご~いみんな長いけど。

スロベニアの首都、リュブリャナは首都のわりに、見所はセンターの近くにぎゅうっと集まってて歩いて十分周れる広さです。



ロンドンとか東京とか、でかすぎるんでしょ。たぶん。
リュブリャナの街はリュブリャニツア川に沿ってカフェが連なっていて、昼から夜まで多くの人でにぎわってました。
ずうっと石畳で、オーストリアから来たからか、東ヨーロッパの雰囲気と、西ヨーロッパの町並みが混在した印象を受けました。
建物は古びたものが多く、ほかの国々にくらべると華やかさはあまりない感じがします。


左 マーケット。街の中心。めっちゃ安い! 右シティーセンター


左 ドラゴンブリッジ 右 三本橋 その名の通り三本の橋が連なってる。街の一番の繁華街。 


左 川辺に突き出したデッキ。 右 ドラゴンアップ!

それでも街は花であふれていてすごくあったかい雰囲気がする街で、なんだかほっとする感じです。
小道にはいるとショップが連なって、ウィンドーショッピングも楽しくなるかんじ。お金があったらだけど。

街を散策したあとは、街を一望できる場所がリュブブリャナ城。急な坂道を10分くらいいった丘の上。
なんだか最近丘の上にばっかり登ってるきがする、、、、



その日はちょうどお祭りの準備かなんかでお城の中はなにやらセッティング中で騒がしい感じでした。
登りきった城壁からの眺めは、グラーズよりは少し渋い感じでは??


左 城壁から街を一望 右 

その夜はお互い予算があまりないので、チープに5€。それでもすっごくおいしかった。これ、なんていうんだっけ、、、、一種のケバブみたいなもんだけど、中にちょっと塩辛いウィンナーとオニオン、バターをいれてパンみたいなのにくるんで食べるんですが、激うま!!



スロベニアに来たらぜひ試してみてくださいな。特に口の中でバターがふわっと溶けてしまうのが絶品!!
ロンプラに紹介されてるお店です。



ホステルで一緒だったほかの子も、夕飯ここで食べてました。ロンプラ強しだね。一番予算が低いお店だったからね。。。ぷぷ。
しかもなんとそのこ、歩いてスロベニア旅してるツワモノでした!!フロム ベルギー。チョコの話はお決まりね。おいしいチョコのお店、教えてもらいました。こんど空港で探してみよ~~♪

デザイナーズホステル。オレンジの壁。広いけど、ここ半地下です

AちゃんとLちゃんとはルートが一緒だったので、そのままザグレブで会おうね~ってことでさよなら。

バックパッカーは出会いと別れの繰り返し。もう二度と会わないかもしれないし、もしかしたらまた会えるかもしれないし。一期一会、そんな言葉がほんとに身にしみます。。。。
ザグレブでまた会えたらいいなあって、ユースも教えてもらいました。後は予約できればまた一緒に旅できるね。

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 ┃┃ 2008.06.21  美しすぎるブレッド湖と狭すぎるスロベニア!!

4度目の偶然の記念写真

・・・・・・・・・・・・・・・・・また会った~~~~~~!!!!!
4度目です。4度目。この偶然!!何???
ブレッドを眺めるのは&撮影するのは絶対朝!!って思って私にしては恐ろしく早い9時。
リャブリャナからツアーで参加したアレックスとレイチェルに偶然ばったり!!!
スロベニアってなんて小さな国なの!!
爆笑そのものです!
一番左の彼女は一緒のツアーで参加していたアメリカ人の子でした。

いや~~~~、いくらなんでも4度はすごいね。ザグレブのホステルなら分かるけど。

それはさておいといて、ブレッド湖、綺麗過ぎる!!ほんと美しすぎます。



レンズを三度交換し、100枚以上同じ城壁の上から撮影しまくりました。この日記以外はアルバムは全く持って稼動してませんが、そのうちアップするので見てくださいな。



私の今までの人生の中でトップ3に入る美しさです。


左)ブレッドチャーチ 右)湖畔脇に整然とならんだ樹木

一眼レフ買ってよかった~~~~!スロベニアに来てよかった~~~って、心底思いました。ここでは日本人ツアー客もいくらか見えていて、やっぱり中欧でははずせないスポットらしいです。ホステルにも引退して2ヶ月中欧に旅行に来ている日本人観光客が泊まってました。
60過ぎてるのに、自分でユース見つけて電車乗りついでって、ほんとすごい!英語を話してたし、なんか海外駐在とかしたことありそうな人たちでした。若いうちだけよ、って、身にしみるアドバイスをいただきました。それを過ぎたら引退後かあ。。。。長いなあ(涙)


古城脇の教会 右)民家の庭先にあったテラス
さて、、、首都の次に訪れたのはスロベニアで最も重要な観光地、ブレッド。3時間もあればぐるっと周れてしまう小さな湖の中に教会が建っていて、絵葉書のような場所です。あたりは観光客だらけなのですが、来た時期がいくらか早い時期だったせいか、人もあまり多くなくゆっくりくつろげるところです。


ほんと、絶対いいから一度きてみてください。
久々にいいもの見せてもらったって、ほんと思っています。


左)昔ながらの印刷方法をデモストレーションしてました 

湖のそばには芝生が広がって、おのおのに読書したり、カフェでお茶したり。そう、ここの有名なクリームケーキ、例外なく私もいただきましたが、本当においしい!!お部屋が一緒だった子は、スイスにも同じのがあってそっちのほうがぜんぜんおいしいって言ってたけど、私はここのクリームケーキ、大満足です。
2.5€と、スロベニアの物価からしたらかなり高いけど、絶対試すべきです。

左)ブレッド湖の名物クリームケーキ 右)カフェでくつろぐ夫婦

ブレッド湖より40分ほどバスで行ったところにはボヒン湖というブレッド湖の3倍ほどの面積の湖がありますが、そこは岩山に囲まれていて、少し荒荒しさを感じる場所ですが、水がすごく綺麗でびっくりしました。
上高地ともまた違う、エメラルド色にきらきら太陽に反射して思わずため息もの。



水の色って、場所場所で全く違う表情を見せるのでいつも感動してしまいます。海の色も湖の色も川の色も、本当に自然ってすばらしい!!
気づいたら3時間以上もハイキングしてたのですが、ところどころで撮影しながらだったのであっという間に夕方になってました。




帰りのバスはユースで一緒のお部屋だった女の子とばったり会ったので、一緒に夕飯しました。。。。。あ~~~、夕飯節約しようと思ったのに。。。。明日こそ。。。
2人の女の子はニュージーランドから来ていて、ワーホリも最近は考えていたので物価とか、ダイビングスポットとかすっごく詳しく教えてくれました。一人の子はイギリスにワーホリしていたんだけど、言葉が同じだから私たちと違っていいお給料で仕事みつかるんだろうな~。。うらやましい。。。。
そういえば5年前にKONNTIKIに参加したときはキウィのあまりの訛りに理解不能だったのに、いつのまにか聞き取れるようになっていたのにびっくりしました。全然わかんなかったのにびっくり。さすがに45日間キャンプしてた成果がでてるんだなあって、自分なりにちょっぴり感激。でも未だにイギリス英語は苦手です。


左)ブレッド湖のユース 20€ 右)街にはバラがあふれています

明日はクロアチア、ザグレブです。一度首都のリャブリャナへ戻って電車で行きます。
2時間半の電車旅。中欧の田舎は緑が優しくって本当に心和みます。

駆け足日記でごめんなさい!

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